東北大学に行ってきました。
実は3年前から毎年秋、就活が本格化する前の時期に、東北大キャリア支援センターでは企業研究セミナーを行っています。その皮切りの第1回目の講座をずっと申し付かり、務めています。今回はそんなご縁から、新たなキャリア講座の企画によって、初めて実現した講座でした。
何事でも1回目というのは何かと緊張するものですが、私はそういったアウェイな環境で話すのに慣れているので、逆にやりやすかったりします。それは前例が無い分前と比較されないからです。企業でもすべてスター社員だけで構成されることはありません。花形部署、花形製品(外資系ではドライブカテゴリーなどともいう)は、会社の業績を支える柱で、売上と利益を稼ぐ分、広告宣伝費や販促経費なども潤沢です。しかし好業績という前例がある製品を担当するということは「良くて当然」、悪ければ責任を問われます。
これはかなりきついプレッシャーではないでしょうか。
その点、私はマーケティングとして担当してきたのはノン・ドライブカテゴリーが多く、たいして会社で重きを置かれていなかったり、チョボチョボの売上だったりする製品をよく担当しました。
これは成功すれば手柄、ダメでもたいして期待されていないのでとても担当する上ではやりやすいものです。しかし何件か成功例を出してしまうと、今度は立て直し屋を期待され始めます。こうなってくると単にきつい製品やサービスを担当するだけになってしまい、逃げが打ちにくいのです。
まあしかし、そういった期待をいただけるということは評価でもある訳で、結果としていち早く課長にしてもらったり、給料を上げてもらうのとセットだったので、あまり文句は言えません。
初めての試みへのチャレンジはエキサイティングかつ緊張感あふれるものです。失敗すれば私のような立場では次がありません。
それだけに本番の日は万全な体調で臨まなければなりません。
今面接などが進んでいる学生は多いと思います。しかし先日個人面談に来た学生は、第一志望先の面接でカゼのため行けなかったということでした。お気の毒ですが、体調管理含めて自己責任です。
仕事において「体調不良」は何一つ言い訳になりません。つまり就活でも体調不良はあってはならないのです。
本書p.127「さまざまな選考プロセス」で解説の通り、それを含めて自分で管理しなければなりません。
実は今回の初めての講座ですが、やはりかなりのプレッシャーでした。
しかも3時間という長丁場。
東北大生はやはり優秀で、学生の皆さんも積極的に参加してくれたおかげで何とか予定通りの内容を実行できました。
講座が終わって新幹線で帰ったのですが、開放感からビールを飲んで、そのまま気絶。気付いたらもう上野でした。
3時間プレッシャーの中で講義をし、それなりに一生懸命説明もしたので、やはりとても疲れていたことに後で気付きました。本当に気が張っていると疲れなど感じません。
そこそこ満足もいただけたようだったので、また6月に2回目の講座をしに行きますが、体調管理含め、また次回も万全の準備で臨みたいと思います。皆さんも絶対に体調を管理すべく、重大な予定については「準備していく」ことを忘れないで下さい。
今日の参照ページ
p.127 さまざまな選考プロセス
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